■ 長時間のパソコン作業で眼が疲れるのはなぜ?

老眼のあるシニア世代のかたに限らず、20~30代の若いかたでも長時間のパソコン作業では、常に眼は緊張状態にあり、その調節(ピント合わせ)運動や輻輳(眼の内寄せ)運動に多少なりとも無理を強いるため、眼が疲れるのです。

特に最近では、コンピューターのディスプレイなどの表示機器を使用した作業を長時間続けることが原因で様々な症状が起こり、VDT(Visual Display Terminal)症候群と呼ばれ、社会問題化しています。
(別名;テクノストレス眼症)

疲れの原因は?

長時間に及ぶパソコン作業では、適度に体や眼を休め、疲れを取ることや、その作業環境(照明や作業姿勢そしてディスプレイの位置)などを整えることも大変重要です。

そして、その疲れの原因とその対策には、以下のようなことが考えられます。

1.画面のチラツキや羞明感によるもの      → 適切な照明設備
2.まばたきの減少に起因するドライアイ     → 温度や湿度などの空調
3.一定の距離を見続けることによる眼の緊張状態 → パソコン用の専用メガネ

ここでは、当店の専門である「メガネ」について考えてみましょう。

パソコンメガネの種類は?

パソコンメガネのレンズには、主に次のようなものがあります。

1.画面のチラツキや明るさを抑えるカラーレンズや特殊な網の目状のフィルターレンズ
2.若年層の疲れ眼世代のためのレンズ(累進レンズの一種です)
3.シニア世代のための累進レンズ(遠近レンズ、中近レンズ、近々レンズなど)

一般的に、パソコンメガネとはある種のカラーレンズやフィルターレンズのことをいうことが多いのですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。

もちろん、パソコンを使うかたの環境や使用目的によってはカラーやフィルターのレンズを使ったり、遠近両用や中近、近々レンズといった累進レンズを使うことも有効なのですが・・・

パソコン作業に適したメガネとは?

当店の考えるパソコン用メガネとは、特殊な機能や効能をうたったレンズを使うものではなく、パソコン画面にピントを合わせても眼の負担が少なくてすむメガネなのです。

それには、パソコンを使うかたそれぞれの環境や視距離に合わせたパソコン作業に最適な度数を正確に測定する検査が必要になります。

当店では、パソコンメガネのための専用リーディングチャート(↑)により、最適な度数をお測りします。

パソコン用メガネをお求めのかたは、
あなたの眼からパソコンまでの距離を測ってきてください。

これまで、「老眼のない人のパソコン作業に最適の度数を緻密に求める方法」 というものが眼科でも、メガネ店でもほとんどわかっておらず、それについて解説した専門書や、その研究もなされていませんでした。

この「老眼のない人に関しても、パソコン作業にもっとも適した度数を求める方法」は、日本眼鏡技術研究会において岡本隆博氏により研究され、平成16年に発表されました。

当店は、パソコン作業で目の疲れる人に、快適なメガネを提供する
「パソコンメガネ研究会」の会員です。